濁を清に変える

清濁併せ吞む・・・善いも悪いも受け入れる度量の大きい事
しかし、我々は国から預かった免許で仕事をしている以上国を裏切ることは出来ません。国を裏切ったら何屋さんかわからなくなります。

会社を始めて
第一段階  
生きていくのに必死・・・この頃は納税など気にならない程度でしょう。
第二段階
だんだん軌道に乗っていきました・・・この頃の利益は過去の赤字との相殺で納税額無し
第三段階
経営が順調で借金が減ってきた・・・まあ何とかなるだろう、税理士が何とかするだろう。
この段階で初めて経営と納税を考える事になります。つまり今までは売上と仕入れと経費を考えれば良かったものが、第三段階になると売上と仕入れと経費と納税を考える必要が出てきます。一つ重りが増えます。

相談に来る人はこういう人です。
我々は清濁併せのみますが、濁のまま飲めません。濁を清に変えてから飲みます。その為には学問が必要です。答えをいくつか用意しているからこう言う事が出来ます。「濁を清に変える力」があれば変えられます。税理士制度が生まれた背景(戦後の混乱期)を考えると税理士には全てを清に変える力を求められていると確信しています。