現金が合わなければどうするか?
①合うまで合わせる。
②その他の方法を考える。
例えば現金残高について下記の4つの会社に分かれます。
A・・・現金勘定が無い
B・・・現金残高が合っている
C・・・現金残高が間違えているけれど合わせようとしている
D・・・現金残高が間違えているけれど合わせる力が無い
・「現金が終われば会計の8割が終わる」と言われたほど、現金を管理し合わせるのは難しいです。
・また、複式簿記の性格上現金が10円合わなければ、利益が10円合わないのです。
そう考えると、「AとBしか選択肢が無いじゃん!!!」
そうかもしれませんが、実際にはCやDもあり得ます。
現金合わなければ申告できないのか?
現金が合っていないので、正しい申告はできません。しかし
間違えた申告ならできます。
間違えると言っても「税金が小さくなる間違え」と「税金が大きくなる間違え」がありますが、
「現金が合わなかったおかげで税金が小さくなる間違えとして申告する」のはおかしい。
これに比べて「現金が合わなかったおかげで税金が高くなる間違えをして申告する」のであれば、
少なくとも貸借対照表は合っていて、国も裏切ってはいないと考えています。
例えば
複式簿記の計算上の現金残高はゼロで、実際の現金残高は20万円であれば、
「雑収入10万円を現金で受け取った」と仮定して申告をします。
税率が40%とすると、これにより税額が4万円増えます。