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①健全な批判精神が「教養」健全とは必ず一次情報に立ち返って自分の頭と足で検証してみることだ。
②知識+実践が「教養につながる」
令和6年度東京大学学部入学式 教養学部長式辞の一部
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2024_02.html
大人はすべて(少なくとも税理士は)はこうありたい。
「令和6年度東京大学学部入学式 教養学部長式辞」
次に、「教養」とは何でしょうか。
本学名誉教授で、過去に教養学部長も務められたフランス哲学者の石井洋二郎先生は、教養教育について、「文理の枠組みを超えて、既存の知識、経験、思考の限界から解放し、固定観念や先入観にとらわれない、自立した批判的思考ができるような教育である」と述べています。さらに、「あらゆることを疑い、あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って自分の頭と足で検証してみること、この健全な批判精神こそが、「教養」というものの本質なのだ」とも述べています。
教養とは知識の束ではなく、能動的な動きを伴うべきと、私も考えています。
「理論的には正しいけれども、現実はそううまくはいかない」という経験はないでしょうか?
いったいなぜそのようなことが起こるのでしょうか?
理論は、何らかの前提や明確な条件の上に成り立っているものが多いです。
一方で、理論が一度構築されると、前提や条件が忘れられて、あたかもどこでも無条件に成り立つと思い込んでしまうこともあります。
ですので、実際にそれを行ってみると、理論的に予測されたものの通りにはうまくいかないということになります。
まず何かを学び知識を得ること、そして実践して検証することが、教養につながると考えています。
理論と実践が両輪として機能していることが重要です。
知識を蓄えるだけではなく、能動的に実践すること。それが、「夢を語るためのボキャブラリー」をつくります。